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測量ミス、処理さらに遅れ 県境産廃、新たに6400トン

2013/09/16

ニュース

 二戸市と青森県田子町にまたがる産業廃棄物不法投棄事件で、県は14日、本県側から新たに見つかり1月に公表した廃棄物が、見込みより約6400トン多い約1万5200トンだったと発表した。測量ミスによるもので、8月末を予定していた本県側廃棄物の処理完了は遅れる見通し。処理費用も数億円単位で増加するとみられ、県は今後精査の上、県議会9月定例会に補正予算案を提出する方針だ。

 本県分廃棄物の処理は、今年3月末に完了する予定だったが新たな廃棄物が見つかったことで処理期間を延長していた。今回の測量ミスによりさらに遅れるが、県は本年度内の完了を目指すとしている。

 昨年12月に本県側で新たに見つかり、現場内の仮置き場に保管していた廃棄物のうち、汚染対策のえん堤部分の測量を忘れていたという。土砂の混入などによる誤差もあり、最終的な本県側廃棄物の推計量は35万7542トンとなった。

 そのほか有害な有機化合物「1、4―ジオキサン」の浄化のため4月から稼働している水処理施設の水質分析で、5~7月に同化合物が環境基準値を最大2倍超過していたため、7月以降、再浄化などの対策を実施したことを報告した。

出典:岩手日報

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