江戸川の六価クロム検出:基準の13倍検出 都、集水升の泥土分析 /東京
2013/06/14
ニュース
江戸川区の都立大島小松川公園近くで地下水などから六価クロムが検出された問題で、都は10日、集水升の泥土を分析した結果、廃棄物処理法の基準(1リットル中1・5ミリグラム)の約13倍に当たる同20ミリグラムが検出されたと発表した。都は「泥土は直接触れる場所にはないので、人への影響はない」とし、同法に基づき泥土計約30リットルを専門業者に依頼し処分するとしている。
付近の路上では、11年2月と12年4月に六価クロムを含む地下水の漏出が発覚。東京農工大の研究チームが今年1〜3月、集水升の水を調べたところ、高濃度の六価クロムが検出され、都が確認を進めていた。一帯は73年に都が購入した工場跡地で、高濃度の六価クロムを含む鉱滓(こうさい)(鉱物のくず)が大量投棄された。
出典:毎日新聞