汚泥不法投棄未遂:産廃業者社員に地裁が有罪判決 /福島
2009/05/13
ニュース
汚泥を不法投棄しようとしたとして、産業廃棄物処理法違反の罪に問われた福島市森合の産廃処理業「富岡興業」(富岡理行社長)社員、遠藤忠浩被告(46)=川俣町=に対し、福島地裁(鈴木信行裁判官)は11日、懲役6月、執行猶予3年(求刑懲役6月)の有罪判決を言い渡した。
判決によると、遠藤被告は同社業務部長の富岡武士被告(38)=同罪で公判中=と共謀し、08年12月2日、同市内6カ所で収集した汚泥約1340キロを、同市曽根田町の同社給油所から下水道に廃棄しようとした。
鈴木裁判官は、遠藤被告が実行犯と指摘し「責任は回避できない」とする一方、上司の富岡被告に従ったとして執行猶予を付けた。遠藤被告は4月の初公判で起訴内容を認める一方、同じく起訴された同社と富岡被告は否認したため、公判が分離された。【神保圭作】
出典:毎日jp