汚泥の不法投棄 現場周辺を調査
2009/06/10
ニュース
熊本県南小国町の牧場に、古紙を再生する際に出る汚泥の製紙スラッジが不法投棄された疑いがある事件で、熊本県は8日、南小国町の投棄現場や周辺の河川の環境調査を始めた。福岡、佐賀、熊本県警は3日、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで福岡県田川市の産業廃棄物処理業者や南小国町の現地などを家宅捜索している。
県廃棄物対策課によると、県と南小国町の職員計7人が8日午前、投棄現場のスラッジと近くの河川3カ所の水を採取。水質汚濁防止法などの基準に照らし、重金属や化学物質など健康に影響を与える物質が検出されないか、県薬剤師会の検査施設で成分を分析し毒性の有無を調べる。結果は2~3週間で判明する見込み。
同課の担当者は「スラッジが有害物質を排出する可能性は低いが、住民に安心してもらうため詳しく調べる」と話した。
出典:asahi.com