水俣の産廃処分場計画:福島・社民党首が反対を表明 /熊本
2008/04/22
ニュース
IWD東亜熊本(本社・水俣市)が水俣市長崎地区に計画している産業廃棄物処分場の建設問題で、社民党の福島瑞穂党首は20日「水俣に産廃処分場は合わない」と述べ、反対する考えを示した。
福島党首は八代市であった党の衆院選候補予定者の事務所開きに合わせて水俣市を訪れた。市役所での会見で福島党首は、処分場からの排水による悪影響への懸念を示した。水俣病についても触れ「(被害が出る前に)予防原則があれば被害は広がらなかった」と語り「(被害を防ぐには産廃処分場を)造らせないことだ」との考えを述べた。
計画に反対している宮本勝彬市長は福島党首に「市民は不安を持っている」と反対運動への協力を要請した。会見後、福島党首は約1時間半にわたり反対派住民らと予定地周辺を視察した。