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気象庁の無人観測所跡、バッテリー874個投棄

2014/07/09

ニュース

 気象庁は8日、全国にある無人観測所の跡地のうち、45地点で計874個のバッテリーが投棄されていたと発表した。

 兵庫県内の跡地では、最大で国の基準の30倍を超える無機水銀が検出されたが、水質に影響はないという。

 昨年10月、神戸地方気象台が兵庫県市川町の笠形山無人観測所の跡地を調べたところ、バッテリー68個が投棄されていたことが判明。同庁が全国調査に乗り出し、6月30日までに、全国523地点のうち290地点を調べた結果、45地点でバッテリー計874個が捨てられていた。

 無人観測所は山岳部の降水量を計測するため、2010年まで運用され、バッテリーは1980年代前半まで観測機器などの電源として使われていた。縦11センチ、横23・5センチ、高さ19センチの箱形タイプなどがあり、1年ごとに交換していた。当時、同庁の内規にはバッテリー処理に関する指針がなく、職員が使用済みのものを投棄することが常態化していたとみられる。

出典:読売新聞

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