横浜市がNTTドコモと人工知能を活用したごみ分別案内 実証実験
2017/03/03
ニュース
横浜市は、3月6日から、NTTドコモと共同で、人工知能(AI)や自然対話プラットフォームを活用したごみ分別案内の実証実験を始める。期間は6月下旬までで、同市のホームページ上で「イーオのごみ分別案内」として稼働する。これは、ごみの分別方法や粗大ごみの処理手数料などの質問をチャット形式で行えるというもの。回答するのは、同市のリサイクル推進キャラクター「イーオ」で、検索のデータべースになるのは、同市が運用しているごみ分別検索サービス「MIctionary」(ミクショナリー)だ。従来は、キーワード検索すると、検索結果の一覧からさらに知りたい情報を探す必要があるなど、回答に辿り着くのに時間がかかった。同システムでは、現在蓄積している2万語のキーワードを再構成し、簡単にイーオとの会話から疑問を解消する。
同市は、転入者が年々増加し、ごみ処理費用が高額であるため、ごみ分別の利便性を向上させたいとしている。同市の、15年度のごみ処理費用は393億円で、一般会計の3%弱。同年に他自治体からの転入者数144,000人で、前年比3.7%増。