横流しの廃棄食品撤去進まず
2016/05/19
ニュース
産業廃棄物業者「ダイコー」による廃棄食品横流し事件で、愛知県は、廃棄食品の撤去を5月17までに行うよう改善命令を出していたが、未だ、対象の3,600㎥のうち数%ほどしか撤去されていない。「ダイコー」は事実上、経営破綻に追い込まれており、同県は、排出元の業者に撤去を求めていた。撤去を求められた72社のうち40社が応じ、計391tが回収されたが、排出元が不明の輸入品なども5,300㎥ほど残されている。
同県の大村知事は16日の定例記者会見で、期限にこだわらず引き続き排出業者に撤去を促すと述べ、周辺の住民の生活の安全を確保したいとした。