核のごみ処分方法についての検討会議
2017/06/01
ニュース
原子力発電環境整備機構(NUMO)などの関係機関による、原発から発生した核のごみの処分方法についての研究計画検討会議があり、より幅広い研究や調査を求める意見が出された。
現在計画されている方法は、原発から出された使用済みの核燃料を、ウランやプラトニウムを回収する再処理後、ガラス固化し、地下300m以上の深さの地層に処分するというもの。この方法の場合、埋めた廃棄物について何等かの問題が発生した際の回収方法や、沿岸部などで処分した場合の海水の影響などについて更なる研究を求める意見が出たという。
また、この方法以外にも、使用済み核燃料を専用容器に入れ、そのまま地層に処分できる技術や、海外で研究が進んでいる1,000mの地下に処分できる技術などの研究や調査を求められた。
今後、作業部会を分野ごとに作り、今年度末には、研究開発の計画を作成したいとしている。