栗東の産廃処分場跡地問題:年度内に緊急工事--知事表明 /滋賀
2009/07/01
ニュース
栗東市のRDエンジニアリング社の産業廃棄物処分場跡地の問題で、嘉田由紀子知事は29日の県議会代表質問の答弁で、応急処置に位置付ける緊急対策工事の時期について「年度内には完了したい」と述べた。
産廃処分場経営のRD社が破産し、有害物質が放置され地下水汚染などが懸念される中、自治会代表らは廃棄物の全量撤去などを主張。県は周囲を遮水壁で囲み、一部撤去する以外は汚水を吸い出してその場で浄化する工法に理解を求めているが、これまで、協議は難航している。
緊急対策工事は当面の応急処置で、放置されている焼却炉を撤去したり、シートが破れ廃棄物が露出した場所などを覆って雨による流出を防ぐ。知事は「設計業務を秋には終えて早々に工事に着手し、年度内には完了したい」とした。
出典:毎日新聞社