松原市:家庭ごみを産廃で処理 /大阪
2010/03/04
ニュース
松原市が市内の家庭・事業所から回収した一般廃棄物の不燃物・粗大ごみを産業廃棄物と偽り、少なくとも98年度以降、市内外の産廃業者4社に中間処理を委託していたことが3日、分かった。
市は廃棄物処理法に反する状態と認識しながら放置。音野清継・市民生活部長は「自前の公営処理施設が市内になく、苦肉の策だった。思えばおかしな処理方法だった」と釈明した。
説明によると、不燃物・粗大ごみは、市内の分別施設にいったん集め、リサイクルできる木材・鉄を取り除いた後、産廃として業者に引き渡していた。1トンあたりの処理委託費は1万2000~3万7000円で、年間処理量は7000トン前後だった。
1月末に市内での一般廃棄物の収集・運搬を許可していない2業者に「ヤミ収集」などの便宜を図ったとされる問題が分かり、事業を精査する中で発覚した。
出典:毎日新聞社