杵築の破産業者産廃放置:県、来週行政代執行へ /大分
2010/12/17
ニュース
08年1月に経営破綻した杵築市日野の廃棄物処理業「小形運輸」が最終処分場に産廃を放置している問題で、県は来週にも処理を行政代執行する。年度内に終える予定。費用7658万円は当時の社長(33)=廃棄物処理法違反容疑で書類送検=らに求償する。
処分場には最大1万立方メートルの産廃が積まれ、08年4、12月には火災も起きた。県は3度、改善・措置命令を出したが、破産手続きを進める同社は放置している。
排出業者が1721立方メートルを自主回収済み。県は当初、1億7000万円かけ残りを他処分場へ搬出する計画だったが、廃油や石こうボードなど以外は埋め立てる工法に変更。費用の4分の3は国やゼネコン出資の財団法人「産業廃棄物処理事業振興財団」が負担する。
出典:毎日新聞