東大大学院准教授が核のごみ処分法を紹介 松山
2012/12/03
ニュース
原発から出る高レベル放射性廃棄物の地層処分について考えてもらおうと、東京のNPO法人が2日、愛媛県松山市内のホテルで講義とワークショップを開いた。東京大大学院原子力専攻の木村浩准教授が、地層処分の方法などを解説した。
NPO法人「持続可能な社会をつくる元気ネット」が全国12地域で開催。県内では2007年度から毎年実施しており、今回は主婦や環境団体関係者ら35人が参加した。
木村准教授は使用済み燃料を処理し、ウランとプルトニウムを再利用する核燃料サイクルの仕組みを紹介。再処理の際などに発生する廃棄物にガラスを混ぜて固化し、放射性物質を閉じ込めるため地下300メートルより深い地層に処分する方法などを説明したうえで、「強い放射線が出るため、放射性物質を外になるべく出さないように管理することが大切」と強調した。
出典:愛媛新聞