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東名:タイヤ外れバス直撃…運転手死亡、7人けが 静岡

2008/12/09

ニュース

 4月11日午前11時8分ごろ、静岡県牧之原市坂部、東名高速道路下り線を走行中の大型トラック(11トン)の後輪1本が外れて中央分離帯を越え、上り線を対向してきた名阪近鉄バス(名古屋市中村区)の観光バスの前部に直撃した。タイヤはフロントガラスを突き破り車内に入り、運転手で岐阜県大垣市浅草、関谷定男さん(57)が顔や胸を強く打って死亡。乗客の男女7人が切り傷や打撲などの軽傷を負った。県警は整備不良の疑いがあるとして自動車運転過失致死傷などの疑いで調べる。

 県警などの調べでは、大型トラックはいすゞ自動車製で産業廃棄物収集運搬会社「京阪産業」(静岡市清水区)の所有。浜松市中区鴨江1、植木丈喜運転手(37)が運転していた。トラックは、タイヤ2本で1組の後輪が、左右に2組ずつあり、外れたのは左前の後輪の外側のタイヤ(直径約1メートル)。

 国土交通省静岡運輸支局によると、外れたタイヤを留めていたボルト8本がすべて折れ、うち2本の破断面はさびていた。

 県警の調べに対し、植木運転手は「タイヤが外れたことに気付き、すぐにスピードを落として路肩に止めた」などと話しているという。

 名阪近鉄バスによると、バスには日帰りのツアー客39人と関谷さん、添乗員の計41人が乗り、同日午前8時半ごろ、愛知県一宮市を出発。大井川鉄道のSLに乗るなど、静岡県内を巡る日程が組まれていた。事故でツアーは中止された。

出典:毎日新聞


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