有料化で粗大ごみ増加、長岡
2008/03/31
ニュース
4月からごみの分別方法を全市域で統一する長岡市では、粗大ごみなどの回収有料化を控え、3月末までは無料の地域で「駆け込み」廃棄が急増している。同市のクリーンセンターには例年同時期の2倍ほどのごみが積み重ねられ、別のクリーンセンターに一部の処理を依頼するなど、同市は大量のごみ処理に追われている。
同市では4月から可燃、不燃、粗大ごみを有料回収に統一し、粗大ごみは種類によって200―1000円とする。これまで中之島、寺泊、与板、和島、山古志の5地域は無料回収していた。
山古志を除く4地域のごみが集まる中之島クリーンセンター(同市中条新田)によると、例年3月に集められる粗大ごみや不燃ごみは約100トンだが、今年は2倍の200トン以上に上っている。
4地域では例年は行わない冬期の回収も1、2月に実施し、収集車も増やすなどして対応しているが、同センターへ直接持ち込まれるごみも増え「多い日では朝から住民が並んでいる」(同センター)という。同センターだけでは処理が間に合わず、鳥越クリーンセンター(同市鳥越)にも一部のごみを回している。
同市では2004年9月に長岡、越路、三島の旧3市町が有料化したときもごみが急増。同市環境業務課では「当時を経験しているので今回はそれほどの混乱はない」としているが、「以前から『駆け込み』はやめて計画的に出すよう周知してきたつもりだったが…」と戸惑っている。