普通ごみ収集量が1割減、プラ3倍増 分別エリア全市拡大/川崎市
2013/10/10
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9月から普通ごみの収集を週3回から2回へ減らした川崎市は、変更後1カ月の収集実績をまとめた。普通ごみ収集量は1万8634トンで、前年同期比9・7%減となった。一方、新たにプラスチック容器包装は分別収集を全市に拡大したため、約3倍に増加した。市環境局減量推進課は「市民の方々の減量化・資源化への意識の高まりによるもの」などと話している。
調査は9月2~30日で、プラスチック容器包装分別収集は新たに宮前、多摩生活環境事業所管内の高津、宮前、多摩、麻生の4区でスタート。全体収集量は942トンで前年の298トンから216・1%増えた。従来から実施していた3区(川崎、幸、中原区)を管轄する三つの生活環境事業所でも同17・9~22・4%の増加が見られた。
従来から収集していた雑紙など紙類全般のミックスペーパーの収集量も、前年同期比41・9%増と大幅に増えた。普通ごみの収集回数が減ったことにより、分別意識が高まったとみられる。特に宮前生活環境事業所では同78・2%、多摩生活環境事業所では71・1%と増加した。
普通ごみの減量分(2004トン)は、プラスチック製容器包装とミックスペーパーの増加分(970トン)を大きく上回って減量されていた。
市はごみ収集体制の変更に伴い、これまでに町内会や自治会で計千回を超える説明会を実施したり、主要駅などで3R推進キャンペーンを実施してきた。
出典:カナロコ