春日井「産廃処理施設撤退も」/愛知
2008/12/25
ニュース
事業者 試運転で基準超え
春日井市松河戸町の産業廃棄物焼却施設について住民、業者、行政が話し合う「松河戸周辺環境保全地域連絡会」が24日、同市役所であった。事業主「名成産業」の伊藤満寿男社長は、再度の試験運転でも基準を達成できなかったことを受け、「次の試運転で基準を達成できなければ、事業撤退も考える」との決意を明らかにした。
同施設は県が2004年に設置を許可し、昨年10月から試運転していたが、今年3月の検査で排ガスから基準を超える塩化水素が検出されるなど基準を達成できず、県から改善命令を受けた。9月に試運転を再開したが、10月の検査では排ガス中の一酸化炭素濃度、騒音、臭気指数の3項目で基準を超えたため、県は近く2度目の改善命令を出すことにしている。
出典:読売新聞