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旭市のがれき置き場、満杯 受け入れ休止 千葉

2011/06/11

ニュース

 東日本大震災で約3千棟の家屋が損壊した千葉県旭市が11日から、廃棄物の仮置き場への受け入れを休止することになった。大量のがれきで市内6カ所の仮置き場が満杯状態となったためで、市環境課は「7カ所目の仮置き場を選び、受け入れを再開するまでに1カ月ほどはかかる」としている。

 市によると、仮置き場は6カ所で計約6万7千平方メートル。9日までに計約9万4千トンの災害廃棄物が搬入された。6番目の仮置き場として使用している同市蛇園の海上野球場(約1万平方メートル)は10日現在、分別処理や搬入などのスペースを除き満杯状態となっている。

 市は7カ所目の候補地を探しているが、広さなどの条件を満たす場所は見つかっていない。「県などの公共用地や民有地も含め検討していきたい」という。

 これまで廃棄物の処理は業者4社に委託していた。分別に手間取り、4月20日から処理できたのは可燃ごみ44トン、鉄くず111トンにとどまっている。県と災害協定を結ぶ県産業廃棄物協会の協力で新たに70社が10日から本格的な処理に加わり、県内4市に焼却場での処理も要請している。

 市は「処理がはかどり休止中の仮置き場に余裕ができれば再開を考えたい。損壊家屋の解体で搬入量が増えても、年内に処理は終わる見込み」としている。

出典:asahi.com

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