日高・産廃施設稼働遅れ
2009/01/19
ニュース
日高村に建設中の産業廃棄物処理施設「エコサイクルセンター」の稼働が、当初予定の2009年度末から約1年半遅れの11年度半ばにずれ込む見通しとなり、同施設を運営する第3セクター「エコサイクル高知」が16日、県庁で開かれた臨時理事会で報告した。掘削現場で崩落があり、工事を一部中止して斜面の観測作業などを行ったためという。
同センターでは、07年10月に起工式を行って工事を開始したが、08年4月、処理施設本体脇ののり面で、小規模な崩落が続き、工事を一部中断して斜面の状態を調査。本体に近い斜面最下部の地盤が地下水などのため弱くなっていることが分かり、地盤を押さえつける装置152基を120メートルにわたって設置することにした。
この影響で、08年12月末時点での工事の進捗(しんちょく)率は、当初予定の約半分にとどまった。アンカー設置や斜面の観測などで工事費が約2億円追加されることになるが、県によると、事前に取り決めた事業費の限度額44億2000万円には、まだ約9000万円の余裕があるという。
出典:読売新聞