日本の廃家電、15%が中国に不正輸出か 国調査、家電リサイクル法見直しも
2013/05/18
ニュース
家電リサイクル法で回収が義務付けられているエアコンなど4品目のうち、2011年度は排出総数の15%に当たる362万台が中国など海外に不正輸出された可能性が高いことが17日、国の調査で分かった。廃家電に含まれる金属の価格高騰が背景にある。環境、経済産業両省は20日、合同で有識者会議を開き、法の見直しや取り締まり強化の議論を始める。
家電リサイクル法は使用済みのエアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫の4品目を対象に、小売店が顧客からリサイクル料を受け取ってメーカーの工場に引き渡すと規定している。
調査によると、11年度の排出総数2407万台のうち1957万台は適正に回収、処理されたが、残りは不正輸出されたり不法投棄されたりしていた。不正輸出の大部分は中国向けとみられる。
出典:産経ニュース