新潟県十日町市 バイオマス産業都市に認定
2016/11/28
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新潟県十日市は、地域循環型エネルギーの供給強化などを目的に農林水産省や内閣府など7府省が共同で推進している「バイオマス産業都市」に認定された。同市は、今年3月に使用済み紙おむつの燃料化などについて、バイオマス産業都市構想を策定し、国に提出していた。10月に認定を受け、国の補助金を活用し施設整備などを行う。県内では新潟県に続き2例目となる。
同市の取組は、「木質燃料の利用拡大」、「使用済み紙おむつの燃料化」、「きのこ廃菌床の燃料化と肥料化」、「生ゴミなどを利用する廃棄物系バイオガス発電」、「もみ殻の燃料化と肥料化」、「廃食用油のバイオディーゼル燃料化」の6つの事業で、研究機関や事業者と連携しながら進めていく予定。今年度から2025年度までの10年が計画期間となる。25年度時点で、年間30万メガ・ワット時の市内の消費電力量のうち、30%を水力など再生可能エネルギーで供給することを目指す。また、6万メガ・ワット時をバイオマス発電で賄いたいとしている。