新潟市 ごみの自己搬入急増
2017/08/09
ニュース
新潟市では、自分自身でごみを処理施設へ搬入する人が近年増加している。市全体のごみの排出量は減少しているが、家庭の粗大ごみなどを自己搬入する人が増えているという。
搬入するための車で施設周辺が渋滞するほどで、過去5年で約5万台も増加している。同市廃棄物施設課によると、市が管理する処理場は5カ所で、自己搬入に訪れた車の台数は、2012年度で11万1,577台、2016年度で15万9,401台。特に増加が著しかったのは、江南区の亀田清掃センター(31,182台増)と西区の新田清掃センター(1,6050台増)だった。
通常、粗大ごみは、収集を申し込んだ上で、処理券を購入し、指定日に出す流れだが、持込みなら日曜、祝日以外はいつでも利用できるため、車がある人には利用しやすいとみられている。特に土曜日は集中しやすく、100台以上が並ぶことも。5月のゴールデンウィーク中には、搬入を待つ車で最大1時間半の渋滞が発生した。このため、同課は、自己搬入すること自体は問題ないものの、周辺地域への影響を考え、できるだけ個別収集の利用を呼び掛けている。