新明和工業 ごみ収集車の安全装置開発
2018/06/25
ニュース
兵庫県宝塚市の特装車大手の新明和工業株式会社は、ゴミ収集車に業界初の安全装置を開発した。これは、車両の後部のカメラが作業員の危険を察知した場合、自動停止するというもの。生産拠点である広島の工場で精度の検証を行っており、今年の夏に、搭載車両の販売を開始する。
新装置は、専用ソフトが作業員の頭の動きを追跡し、作業員の危険を感知すると自動的に停止される。カメラが頭を捉えにくい場合にも対応しており、手袋や靴の色をソフトに記憶させることで危険時には自動停止される。また、車両をバックさせる際、人を検知するとブザーが鳴りドライバーに知らせる機能もある。
同社は、2005年からゴミ収集車の投入口付近にカメラを標準装置していたが、危険時に自動停止する機能はなく、この新装置でより安全を確保できるようになる。