新日鉄住金エンジニアリング株式会社 溶融スラグ肥料化へ
2018/01/29
ニュース
環境ソリューション、エネルギーソリューションなどを手掛ける新日鉄住金エンジニアリング株式会社が、廃棄物焼却施設から排出される溶融スラグを肥料化する。
同社が設計、建設したシャフト炉式ガス化溶融炉技術を用いた廃棄物焼却施設では、国内で40件以上の受注の実績があるという。
農林水産省からは、2017年度に静岡市の施設から産出される溶融スラグについて、ケイ酸質肥料として仮登録されている。これは、溶融スラグの含有成分が水稲の生育を促進する性質があることが確認されたため。
今後は、肥料として全国規模で普及させたいとしており、他の農作物への有用性も調査する。