新光開発などの控訴すべて棄却/産廃不法処理
2010/10/29
ニュース
香川県坂出市川津町の産業廃棄物493件処理業者「新光開発」の産廃不法処理事件で、廃棄物処理法違反(不法投棄)の罪に問われた同社と大津市富士見台の産廃収集運搬会社「カネムラ産業」、カネムラ産業社長金村賢智被告(58)の控訴審判決公判が26日、高松高裁であった。
長谷川憲一裁判長は新光開発に罰金420万円、カネムラ産業に罰金400万円、金村被告に懲役2年、執行猶予4年、罰金100万円をそれぞれ言い渡した一審高松地裁判決を支持、各被告の控訴をいずれも棄却した。
弁護側は控訴審で量刑不当を主張したが、長谷川裁判長は判決理由で「継続的に行われた職業的犯行。会社の利益を上げるための動機に酌量の余地はない」などと指摘した。
判決によると、金村被告らは共謀の上、2007年8月4日ごろから同年9月29日ごろまでの間、計7回にわたり、坂出市府中町の新光開発の安定型最終処分場に、より厳重な管理が必要な木くずや紙くずなどが混入した産廃計約195トンを不法に投棄した。
出典:四国新聞社