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敷地内に産廃不法投棄/東京製鉄高松工場

2011/02/12

ニュース

 東京製鉄高松工場(香川県高松市朝日町5丁目)が、1990年ごろ、製鉄過程で出る鉄粉やほこりを粒状に固めた「ダストペレット」を敷地内に埋めていたことが7日、分かった。

 市は産業廃棄物の不法投棄に当たると判断し、適正処理を命じる行政指導を1月に行った。同社は来月中をめどに掘り起こしを完了させる予定で、ペレットに再加工して処理業者に引き渡す。

 会見した市環境指導課と同社によると、昨年10月の匿名通報を受けて同社で調査したところ、1990年ごろ、敷地南西部の一画(約16メートル四方、深さ約2・5メートル)に約2カ月分のペレットを埋め立てたことが判明した。埋設量は最大約946トンと想定され、適正に処理した場合は約1300万円が必要だったという。

 また、ペレットは有害物質の鉛やカドミウムを含んでいることから、同社が敷地周囲で地下水の水質検査を実施したところ、環境基本法の基準値を超すフッ素とホウ素を検出した。

 検出したフッ素は最大で基準の7・3倍、ホウ素は1・4倍で、不法投棄との関連は不明。これらを含む水を長期間摂取した場合、健康に影響が出る可能性があるという。市は今後、半径250メートルの範囲内で井戸水の水質を調べ、対象エリアの住民には井戸水を飲まないよう呼び掛ける。

出典:四国新聞社

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