放置されたままの産廃処分場 住民が県に「行政代執行を」
2013/09/07
ニュース
福岡県飯塚市の産業廃棄物処分場で、廃棄物が放置されたままになっている問題で、県から措置命令を受けた業者が期限を過ぎても工事に着手していないことを受け、周辺住民らは6日、県に工事を代行するよう求めました。
6日、県庁を訪れたのは飯塚市の内住地区の住民と弁護士ら6人です。
この産廃処分場をめぐっては、県がことし5月、放置された廃棄物の一部を撤去するよう運営業者に措置命令を出していました。
しかし、この業者は現在事実上の倒産状態で、8月14日の期限を過ぎても工事は始まっていません。
周辺住民は、業者に代わり撤去を行うよう県に行政代執行の手続きを求めましたが、県は「期限前日に業者から措置を行うとの連絡があり、行政代執行の段階ではない」と回答しました。
住民代表は「県と業者間のやり取りが続いて、そのままうやむやになってしまうのではと心配」と話しました。
県は、来週月曜日までに期限を定め、工事計画の提出と着手を業者側に求めるとしています。
出典:株式会社TVQ九州放送