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掘削土砂から水銀 高岡の林道沿い、容器を発見 不法投棄か

2010/10/26

ニュース

 高岡市伏木一宮の林道沿いで掘削した土砂から23日までに、水銀の入ったポリ容器が 見つかった。市は周辺の土砂が汚染されていることも確認し、汚染拡大防止のため周辺の 土砂約15立方メートルを回収した。

 水銀は有害物質で、産業廃棄物処理法に基づいて処 分することが義務付けられている。市は同日、不法投棄の疑いがあるとみて高岡署に届け出た。

 高岡市によると、ポリ容器が見つかったのは10月8日。林道拡幅工事の予定地を掘削 して出た土砂を再利用するため、ボランティア団体が別の場所に移して整地していたとこ ろ、1リットル入りのポリ容器が2つ出てきた。一つには液体が8割程度入り、もう一つ は破損して何も入っていなかった。ただ、土砂には液体が混ざっているのが確認された。

 連絡を受けた市では物体の色などから水銀の可能性があると判断し、専門業者に液体と 土砂の分析を依頼したところ、22日、水銀が含まれていることを確認した。市では重機 でのり面を掘削した際に容器が壊れ、液体が流出したとみている。

 高岡市では水銀汚染の可能性があるとして15、16日には周辺の土砂を回収し、ドラ ム缶80本に密閉して林道沿いの空き地に置いていた。ドラム缶は23日、市の施設に移 された。

 高岡市では回収した土砂の範囲を超えた汚染は確認していない。ただ、周辺には畑もあ ることから、25日以降、さらに土砂をサンプリング調査して汚染範囲の確認を進める。

 現場は国道415号から二上山方向に入った山林。近くに気多神社などがあるが、普段 は通行車両は少ない。

 高岡市では「住民が不安を抱かないように万全の対策を取りたい」(農地林務課)とし ている。

出典:富山新聞

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