排水溝に硫酸不法投棄、リサイクル店経営のバングラデシュ人ら逮捕
2010/10/29
ニュース
硫酸などの廃棄物を道路の雨水を流す排水溝に不法投棄したとして、警視庁生活環境課などは28日、廃棄物処理法違反の疑いで、バングラデシュ国籍で東京都板橋区のリサイクル店「ハッピーリサイクル大山店」経営、エムディ・ギヤスウッディン容疑者(41)ら3人を逮捕した。
同課によると、逮捕されたのは、エムディ容疑者のほか、同店従業員の中村良男容疑者(50)と、廃棄を依頼した貴金属加工販売会社社長、宮沢賢二郎容疑者(67)。
同課によると、エムディ容疑者は処理の受託は認めたが、投棄については「中村容疑者が勝手にやった」と否認。中村容疑者は「エムディ容疑者に指示されて捨てた」、宮沢容疑者は「安い値段で廃液を処分したかった」と容疑を認めている。
エムディ容疑者の逮捕容疑は6月2日、処理業者の許可を受けずに、貴金属商品製造の際に生じた硫酸や硝酸などの廃液計約60リットルの廃棄依頼を受け、同店の店舗先路上にある雨水枡に流し込んだとしている。
同課によると、実際は処理に100万円近い費用がかかるが、エムディ容疑者は約15万円で請け負っていたという。投棄の際に発生した煙やにおいに気付いた通りがかりの主婦が通報し、犯行が発覚した。
出典:産経ニュース