指定廃棄物処分場、候補地市長「断固反対」
2012/09/27
ニュース
東京電力福島第一原発事故後に発生した放射性セシウムが1キロ・グラムあたり8000ベクレルを超える「指定廃棄物」の最終処分場について、横光克彦・環境副大臣は27日、茨城県内の建設候補地を、同県高萩市の国有林とする方針を同市の草間吉夫市長に伝え、理解を求めた。
草間市長は「断固反対を表明する」と反発した。
ごみの焼却灰などの指定廃棄物は国の責任で処分する。県内の指定廃棄物は8月3日現在、1709トン。同市によると、候補地の同市上君田地区には8月末現在90世帯218人が住んでいる。環境省が候補地を示すのは栃木県に続いて2件目。
草間市長は「突然で寝耳に水。国のやり方に不信感を感じる」と憤りをあらわにした。横光副大臣が「住民に説明する機会を与えていただきたい」と求めても、草間市長は「何とも言えない。本日は(反対の)意思表明にとどめる」とだけ答えた。
出典:読売新聞