指定ごみ袋品切れ、苦情400件…収集有料化の東京・多摩
2008/04/04
ニュース
今月から家庭ごみの収集を有料化した東京都多摩市で、市指定ごみ袋の売り切れが相次ぎ、「ごみを出せない」という市民の苦情が市に400件前後寄せられていることが3日、わかった。
一部の袋に不良品があり、納入量が少なくなったのが原因。品薄の解消は7日以降とみられ、市の担当者は「在庫管理が甘かった」と陳謝した。
市によると、有料化はごみの減量が目的。指定袋は、燃やせるごみ用など3種類で、40リットルサイズが10枚で600円。香川県の業者に製造を委託し、市内88か所のスーパーやコンビニ店などで販売している。
開始時までに、業者は1万箱(1箱250枚)以上を納入する予定だったが、袋が破れやすいなどの不具合があり、3月25日時点で約8000箱しか用意できなかった。今月1、2日は市民の苦情が1日150~200件に上り、3日も100件弱あったという。