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折れたバットを箸に…社会人野球・OBC高島が販売/滋賀県

2008/12/26

ニュース

売り上げでアオダモ植樹

 滋賀県高島市の社会人野球クラブチーム「OBC高島」が、折れたバットで作った箸(はし)「かっとばし!!」の販売を今月から始め、野球ファンらの注目を集めている。

 OBC高島によると、年間約100本のバットが折れるなどし、廃棄処分しているという。折れたバットがチームの寮に山積みにされているのを知った、公式ファンクラブの野村和栄事務局長(52)が活用策を検討、福井県小浜市の業者に委託し、箸としてリサイクルすることにした。

 箸先の部分を漆で黒く塗り、持ち手部分は木目を生かしてバットに見立てている。長さ23・5センチと同21・5センチの2種類があり、値段はともに1800円。

 事務局によると、バットの主な原料になるアオダモは、材料になるまで60~70年かかり、保護や育成が課題になっているという。OBC高島では、箸の売り上げの一部をアオダモの植樹に充てる方針。

 野村事務局長は「市などと協力し、本拠地の今津スタジアム周辺で植樹を行うなどし、将来は高島をアオダモの産地にしたい」と話している。問い合わせは、OBC高島公式ファンクラブ事務局(0740・20・5588)。

出典:読売新聞


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