廃食油:リサイクル、ごみ収集車の燃料に--大和高田 /奈良
2009/06/26
ニュース
6月の環境月間に合わせて大和高田市クリーンセンターは24日から、軽油の代わりにバイオディーゼル燃料(BDF)100%を使った収集車1台を運行させた。廃食油をリサイクルしたもので、二酸化炭素の排出抑制と資源の循環をアピールする狙い。
同センターは今年4月から、市内14カ所で一般家庭から出る廃食用油を回収し、京都市内の専門業者に売却。精製されたBDFを購入し、缶・ビンの収集業務を担当する収集車の燃料に使うことにした。
同センターによると、市内の廃食油の収集量は年間約5000リットル。二酸化炭素約14トンの削減を見込んでいる。櫟本五月男センター長は「余剰分のバイオディーゼル燃料は、センター場内で使用できる車両や収集業務委託業者の農業用機械にも活用したい」と話している。
出典:毎日新聞社