廃棄食品の有効活用を/「フードバンク」研修会
2014/02/24
ニュース
品質に問題はないが販売できない食品を企業から譲り受け、福祉施設などに届ける「フードバンク」についての研修会が22日、香川県高松市内であり、フードバンクの役割や課題、香川に定着させるための方策などを話し合った。
フードバンクは、包装に傷が付いたり、在庫が残ったりした食品の寄付を受け、福祉施設などに無償で配る活動。研修会は岡山大発のベンチャー企業「廃棄物工学研究所」が主催し、市民ら約40人が参加した。
広島県で活動を行っているNPO法人の代表が、食べられるのに廃棄される食品が国内で年間500~800万トンに上ることを紹介し、「一方で経済的に困窮する人も増えている。資源を有効活用し、地域で支え合うことが必要」と訴えた。岡山県や愛媛県の団体の代表者も活動を報告した。
パネル討論会も行われ、県内でのフードバンク立ち上げに向け、提供する企業と受け取る施設の探し方や配布方法などについて意見を出し合った。
出典:四国新聞社