廃棄物700立方メートルを確認 弘前・船水地区で
2009/08/05
ニュース
弘前市船水の岩木川左岸で行われている堤防強化工事で、瓶や空き缶などの廃棄物が3日までに見つかった。
現場付近では2007年にも廃棄物が見つかっており、過去に弘前市が周辺をごみ埋め立て場に使っていたことから、廃棄物はこのごみの一部とみられる。
工事を行っている国交省青森河川国道事務所によると、廃棄物は7月27日に城北大橋から下流約800メートルの地点で発見。地表下約60センチ付近からプラスチックやビニールなど、工事掘削土量で約700立方メートル分が3日までに確認された。
07年9月にも、今回の現場から上流に300メートルの地点で同様の廃棄物が発見された。その後の調査で1965年ごろから付近が市のごみ埋め立て場として使用されていたことが判明。当時の法律では適法だったが、廃棄物については同事務所と市が費用を分担し、分別処理している。
同事務所では「廃棄物の処理は今後範囲の確定などを行った上で関係機関と協議する。07年の事例が参考になるだろう」とし、市環境保全課も「07年の地点と一体した地域で、ごみ埋め立て場のごみと考えられる。前回同様、市民に不安を与えないように土壌分析などを行った上で適切な処理を行いたい」としている。
出典:陸奥新報