廃棄物矢板最終処分場案 塩谷町議会も撤回要求
2012/09/14
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県内で排出された1キロ当たり8000ベクレル超の放射性セシウムを含む指定廃棄物の最終処分場候補地として、環境省が矢板市塩田地区を提示、市や地元住民が反対している問題で、塩谷町議会(柿沼金一議長)は13日、臨時会で国に白紙撤回を求める意見書を全会一致で採択した。
同町議会は理由として〈1〉町が候補地に隣接〈2〉汚染状況重点調査地域に指定され、除染作業を実施中〈3〉町民は風評被害に苦しんでいる〈4〉民家が近接〈5〉指定廃棄物の安全性が不透明〈6〉周辺住民への影響も懸念される――などを挙げている。
先月の同町長選で初当選した見形和久町長は13日、処分場候補地を視察し「町としても、高原山の自然を守る会の会長としても、この自然を守っていく」と述べ、処分場建設に反対する意向を明らかにした。
出典:読売新聞