廃棄物処理法違反容疑で2社書類送検/山梨
2009/04/21
ニュース
富士吉田署は20日、無許可業者に産業廃棄物処理を委託するなどしたとして、富士吉田市内の精密機械製造会社など2社2人を廃棄物処理法違反の疑いで甲府地検都留支部に書類送検した。
発表によると、精密機械製造会社と社長(58)は昨年3月中旬、自社工場の解体で出た廃プラスチックや金属くず計7・4トンの収集運搬と処理を、市内の不動産会社が県知事の許可を得ていないのに200万円で委託した疑い。不動産会社と社長(71)はこれらの廃棄物を収集運搬し、市内の別の工場跡地に廃棄した疑い。
同署は昨年7月下旬、「麻袋に入ったゴミや消火器がそのまま捨てられている」という市役所からの通報を受け、捜査していた。
同署によると、精密機器製造会社社長は「不動産会社が、県から許可を得た専門業者に委託すると思っていた」と話し、不動産会社社長は「処理の期限が迫っていたので、専門業者に委託せず、自分で処理してしまった」と説明しているという。
出典:読売新聞