廃棄物処理を県が行政代執行 山梨
2009/12/02
ニュース
農地などに不法投棄した建築廃材の撤去命令に応じないとして、山梨県は所有者の元解体業男性(59)に代わって廃棄物処理を来週早々に行政代執行する。山梨県内で廃棄物の行政代執行は5年ぶり4件目。
県によると、男性は大月市猿橋町藤崎の約2千平方メートルの土地にコンクリート片や残土、廃プラスチックなど約4100立方メートルを投棄した。
平成11年4月に地元住民が廃材崩落の危険があると届け出て、県と市が男性に処理、改善勧告など措置命令を出した。しかし男性は現在も3425立方メートルの廃材を残したまま、11月に同法(措置命令)違反容疑で県警に逮捕された。
現地では廃棄物が高さ2メートル超に積まれ、代執行では一部を撤去し安全を確保する。費用は約650万円。男性から徴収する。
出典:産経ニュース