廃棄太陽光パネル 2040年度に80万tに
2016/05/11
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環境省は、14年度に年間約2,400tだった太陽光パネルの廃棄量が、40年度には、年間約80万tに上ると試算した。太陽光発電の買取制度は、住宅用が10年間、産業用は20年間と決まっており、パネルの寿命は20~30年とされている。これを節目に、太陽光発電から撤退する動きが出てくる可能性が高く、大量の廃棄が出ると見込まれている。
これを受けて、環境省は、「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」を発表したが、各事業者に処理を委ねたままの状態で、具体的な対策は取られていない。
また、太陽光パネルにおいてのリサイクル技術も発達しておらず、早急な対策を迫られている。