廃材不法投棄…塩谷町有地を掘削調査
2012/11/08
ニュース
塩谷町船生の町有地に、建設廃材などが不法投棄されているとされる問題で、同町は5日、掘削調査した。コンクリートやアスファルトの塊、瓦などの建設廃材が約2立方メートルが発見され、同町は県と協議のうえ、早急に下流域の水質調査を実施する。さらに廃棄物処理法違反の疑いで告訴することを視野に、町内の入札参加登録業者16社から事情聴取する方針を明らかにした。
同町有地は、2009年度以降、町道工事の残土と隣接する工業団地の切り土の残土の一時保管場所として認められていた。残土以外の産業廃棄物がみつかったことについて、見形和久町長は「町の管理が不十分だったこともあるが、不法投棄があったと認めざるを得ない」と述べた。
掘削調査は13地点に分け重機で2~7メートル掘って行った。住民団体の「塩谷町の自然を守る会」(斎藤国一代表)の会員や周辺住民のほか、県廃棄物対策課、県県北環境森林事務所職員6人も立ち会った。
出展:読売新聞