廃品回収「先積み」で高額請求 消費者庁、回収会社を告発
2010/08/06
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廃品回収で頼まれていないものまで勝手に積み込む「先積み」と呼ばれる手口などで高額な請求を繰り返したとして、消費者庁は5日、特定商取引法違反(迷惑勧誘など)で、「再生工房」名で営業する「グローバルマネジメント」(神奈川県藤沢市)に6日から6カ月間の一部業務停止を命じ、宮城県警に告発した。
宮城県警は6月、家電などの廃棄物を無許可で有料回収したとして、廃棄物処理法違反の疑いで同社を家宅捜索。消費者庁も特定商取引法違反に当たるとして立ち入り調査した。
同庁によると、今年2月、関東地方の客から大工道具などの回収を頼まれた社員が、料金を提示せずトラックに積み終えてから「片付けたので7万4千円」と請求。客が「払えない」と断ると「ふざけるな。もう積んだ」と脅して支払いを強要した。
同社をめぐっては、国民生活センターに2008年度以降、約200件の苦情が寄せられていた。埼玉県の女性が約27万円の請求を受けたり、茨城県の女性が約6万円を支払ったりしたケースもあった。
出典:47NEWS