廃カーボン不法投棄で逮捕
2010/05/25
ニュース
名取市の鉄鋼原料の加工会社の社長らが製造の過程で出た廃棄物を川崎町の土地に不法に埋め立てていたとして、廃棄物処理法違反の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは名取市に本店がある鉄鋼原料の加工販売会社の社長、押野孚容疑者と(74)会社の社員などあわせて4人です。
警察の調べによりますと、押野社長らは去年の7月から8月にかけて、川崎町にあった工場の跡地に鉄鋼の原料となるカーボンを加工した際に出た廃棄物およそ82トンを不法に埋め立てたとして、廃棄物処理法違反の疑いが持たれていています。
工場が閉鎖されたあと、土地の返却を受けた所有者らが不法投棄に気づき、警察が現場検証を行うなどして捜査を続けてきました。
警察の調べに対し、押野社長は容疑を否認していますが、社員などほかの3人は「社長の指示で埋めた」などと話しているということです。
警察によりますと、工場の跡地からはおよそ1300トンにのぼる廃棄物が見つかっているということで、警察はさらに調べを進めることにしています。
出典:NHKオンライン