平出の産廃施設に操業許可 宇都宮市
2013/06/30
ニュース
宇都宮市平出工業団地内で産業廃棄物焼却施設の操業を目指してきた産業廃棄物処理業「セルクリーンセンター」(菊池功社長)に対し、市は28日、「産業廃棄物処分業の許可証」を交付した。同日から操業が可能となった。
同施設は、民間産廃焼却施設として市内最大規模で焼却能力は1日120トン、敷地面積約6400平方メートル。廃プラスチック類や木くず、廃油など12品目の産業廃棄物を扱う。
施設建設を巡っては、地元住民で作る市民団体が反対運動などを展開してきた。建設反対を訴えるデモ行進や、市に設置許可の撤廃を求める署名を提出。地元住民は、建築基準法などに基づく市の許可を不服として、再審査請求を市建築審査会や県、国におこなったが、いずれも棄却された。
現在、同社は地元住民との間で環境保全協定を結ぶ意向を持っており、住民と締結に向けた協議が進められている。
出典:下野新聞社