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市分譲宅地、地中に産廃 小林市

2010/10/01

ニュース

 宮崎県小林市が宅地として分譲を進めている同市須木の「ヲドノ宅地分譲地」の地中に、産業廃棄物が埋められていたことが分かり、同市議会は9月29日、産廃の撤去や埋め戻しの費用317万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を可決した。

 市によると、問題の分譲地は、旧須木村(現小林市)が2002年、九州森林管理局(熊本市)から営林署職員宿舎跡地約1万1800平方メートルを購入。03年から11区画の分譲を始め、8区画が売却済みという。

 1区画を購入した大阪府の男性が今年8月、基礎工事を行ったところ、地中から鉄骨やコンクリート片、古いエアコン、タイヤなどが大量に見つかった。これまでに11区画のうち調査した2区画の地中で産廃が見つかっており、他区画の調査も今後行う予定。

 市は、森林管理局側が宿舎を解体した際に埋めて放置したとみており、損害額の負担を求めていくという。市総務部の浜田俊一郎部長は「分譲元としての責任を感じている。購入者の不安を解消し、少しでも早く住宅が建てられるように努める」としている。

出典:西日本新聞

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