工場火災・ろ過装置の水素に引火か
2013/12/04
ニュース
臼杵市野津町の産業廃棄物処理工場が全焼した火事で、警察は廃油のろ過装置で水素が発生し引火したとみて出火原因を調べています。この火事は、昨夜臼杵市野津町の産業廃棄物処理場「リマテック」九州工場から出火し鉄骨平屋建て1500平方メートルが全焼。タンクローリー7台が炎上したものです。けが人はいませんでした。工場の中には廃油をリサイクルするタンク8基があり、近くに不純物を取り除くろ過装置があります。実況見分の結果、警察はろ過装置の中で化学反応が起きて水素が発生し何らかの原因で引火したとみて調べています。この工場では16年前の1997年にもタンクが爆発し従業員の男性1人が死亡する火災がありました。これを受けて当時再発防止に向けて住民と業者との間で協定が交わされました。工場の操業再開について今後、臼杵市を交えて3者で協議する見通しです。
出典:大分放送ニュース