工場から基準値上回るPCB 静岡
2010/08/27
ニュース
静岡市の中学校で保管していたポリ塩化ビフェニル廃棄物(PCB)を含んだ機器が誤って廃棄処分された問題で、処理にかかわった工場の汚染状況を調査した同市教育委員会は26日、一時保管していた工場の一部から、廃棄物処理法で定められた基準値(1リットル当たり0・03ミリ)を超えるPCBが検出されたと発表した。
ただ、基準値を超えるものの微量で、工場近くの河川への流出や人体や環境への影響はない。
PCBは、敷地内の排水から油分を取り除くコンクリート製水槽型の装置内にたまった水から、1リットル当たり0・20ミリが検出された。工場の敷地内で一時保管していた廃棄物から流れ出した液状のPCBが、排水と混ざって水槽に流れ込んだとみられ、市は汚染水を回収する方針。
出典:産経ニュース