岡崎の業者を書類送検 許可品目外廃棄疑い
2010/10/19
ニュース
許可品目外のごみを処分場に廃棄したとして、愛知県警生活経済課と豊川署は18日、廃棄物処理法違反の疑いで産業廃棄物処理会社「柴田興業」(本社・同県岡崎市)と同社新城営業所長(45)、同営業所工場長(46)を書類送検した。
容疑では、同社と営業所長らは今年5月、豊川市内にあるがれきやガラス専用の産業廃棄物最終処分場へ、捨ててはいけない木くずや紙くずが混ざったごみを、4回にわたり計41トン廃棄したとされる。
豊川署によると、木くず、紙くずの量は全体の5%の2トン余に上るという。同社は新城営業所の敷地内での混合ごみの保管が不適正だとして、県から5月に指導を受け、費用の安い処分場に違法に処分したとみられる。
県警は7月から8月にかけて処分場を調べ、同営業所を家宅捜索していた。
同社の顧問弁護士は「現段階では容疑の内容が分からないのでコメントできない」と話している。
同社は1950年に創立。建設資材の販売や産業廃棄物処分、土木工事請負などの事業を展開、年間売上高は77億円。従業員数は約100人。
出典:中日新聞