岡山市が産廃施設の設置判断留保
2009/04/28
ニュース
岡山市の高谷茂男市長は２８日、会見で同市北区御津虎倉に民間業者が計画している産業廃棄物処理施設の設置許可の判断を、留保する考えを示した。現在、同業者が同市南区箕島に設置した最終処分場が埋め立て容量を大幅に超えているため。
高谷市長は「業者に箕島の処分場の改善を指導しており、改善状況を見極める間、許可の判断は留保する。改善には相当な期間がかかりそうだ」と述べた。
同業者は北区御津虎倉に容量約５１万立方メートルの処分場や焼却炉などを計画。昨年１１月、廃棄物処理法に基づく施設設置許可を同市に申請し、市が計画内容を審査している。
しかし、同業者が２００８年度に閉鎖予定だった同市南区箕島の最終処分場で、約２万５０００立方メートルの埋め立て超過の恐れがあると判明。市が国に確認したところ「違法状態」との回答を得た。
出典：山陽新聞
