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岐阜県 窯業原料業者に廃棄物撤去命令

2017/09/19

ニュース

9月15日、岐阜県は、8月18に発生した中央自動車道の土砂崩れで崩落した現場付近に窯業原料などの廃棄物を不法に投棄していた窯業原料製造会社「丸釜釜戸陶料」に対し、廃棄物処理法に基づき、全量撤去の措置命令を出した。撤去期限は、12月23日。撤去量は推定で、4,175㎥。不法に投棄されていた廃棄物の中には、発がん性リスクがあるシリカパウダーなども含まれており、飛散や流出する危険があるため、同社は、現場をシートで覆う処置を行った。同社は、40年も前から窯業原料などの廃棄物を現場に投棄していたという。

9月15日には、同県は、シリカパウダーを扱う窯業原料製造業者対象の立入検査の結果を公表した。調査の対象となったのは、31の窯業原料製造業者の工場など34カ所で、廃棄物の保管状況、処理方法などを確認し、9件の指導を行った。同県は、シリカパウダーを扱わない窯業製造業者を対象とした立入検査も順次行っていく。

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