山梨県 産業廃棄物の処理費の公金使用 適切か?
2016/09/29
ニュース
山梨県甲府市の民有地の地下から大量の注射針などを含む産業廃棄物が見つかった問題で、その撤去費用に市が1億円を業者に支払った。その額が高すぎるとの声が上がっている。
法律では、産業廃棄物の処理は、地権者が責任を負うこととなっているが、同市は、廃棄物の中に市立甲府病院から排出された医療系廃棄物が含まれていたことから処理費用として1億円を支払ったという。これらの支出は、当時の市議会で可決されたが、一般的な処理費用としては、高すぎると1期目の議員らが疑問を呈した。
9月28日に、同市は、一部の議員を対象とした勉強会を開催し、公金の支出は適切で、再調査する考えはないと説明したが、出席した議員からは納得できないとして批判の声も上がっている。